革ジャンは洗うというワイルドな人々は多い。バリバリの新品を着る気恥ずかしさと少しでも早く着古した風合いが手に入るからだ。
しかし製品としてカタチになった状態で洗う方が断然格好いいのだ。それはレザーメーカーも知っていた。
だが製品加工をすれば、天然素材がもつ個体差がハッキリと出てしまい、サイズのバラつきは必至となる。
おのずとB品率が高くなり生産率は低下してしまう。そんなジレンマが、ここ最近の技術革新でクリアになりつつあるようだ。
綿密な縮率計算で、個体差によるサイジングのバラつきを抑え、ウォッシュ後のオイル投入などを施すことで、 品質を保ちながら風合いある表情を引き出すことが出来るようになった。